こもれびに包まれているたんぽぽと、光が届かないくらいかげの奥でひっそりとうつむくすみれ…。こもれびをめぐり、小さな草花たちが繰り広げる群像劇。悩みながらも、希望を探し、明日を見つめて精いっぱい生きる姿を描く。
山口県生まれ。詩人、絵本作家。「ひだまり」で産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞。